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PMとは「Particulate Matter」の略で、「粒子状物質」という意味です。2.5は粒子の大きさを表しており、単位はμmです(1μm=0.001mm)。つまりPM2.5とは、「直径が2.5μm以下の小さな粒子」のことをいいます。
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PM2.5の成分組成の全国平均は元素状炭素(ディーゼル黒煙等)11%、有機炭素16%、硫酸塩25%、硝酸塩11%、アンモニウム塩12%、その他25%からできています。 そのうち有機炭素、硫酸塩、硝酸塩などは、燃焼発生源からガス状物質として排出されたものが、大気中で化学変化により粒子化したものです。燃焼発生源から発生した粒子の寿命は数日から1週間程度です。
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粒子の大きい花粉など、7μm以上の粒子状物質は、吸い込んでも咳やくしゃみにより体外に排出されます。しかし2μm以下の粒子状物質の30~60%は、肺の最深部にまで入り込み、細気管支や肺胞に沈着します。
沈着した粒子状物質は、喘息や気管支炎などの呼吸器系疾患のリスクを上昇させると考えられており、発がん性の問題なども含めて健康への影響が懸念されています。
PM2.5への対策としてはマスクの着用などがありますが、その効果はマスクの性能によって異なります。購入される際に、販売店やメーカーに確認して下さい。
また、PM2.5が高濃度(70μg/m3超)になると予測され、自治体が注意喚起を行った場合には、屋外での長時間の激しい運動などは控えることが望まれます。
【※PM2.5についてもっと知りたい方は】
PM2.5に関する情報は、環境省、各自治体や国立環境研究所の関連情報サイトなどがあります。
・環境省:「微小粒子状物質(PM2.5)に関する情報サイト」
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